広島市で27日早朝、停車した高速バスの車内で乗客の男が刃物を所持する事件があり、男は現行犯逮捕されました。乗客が当時の車内の状況を語りました。 佐藤勇希記者 「午前6時50分すぎです。今、現場付近に規制線が張られました」 広島市安佐南区大塚西のバス停に停車した1台の高速バス。事件があったのはこの車内でした。 「ナイフを所持した男が車内の前方に来て立っている」。警察によりますと、午前5時25分ごろ、高速バスの運転手から110番通報がありました。 警察官が現場に駆けつけ、バスの車内にいる男を説得。安全を確保したうえでバスに突入しました。通報からおよそ25分後、男を確保したということです。 ■確保されたのは山口県の無職の男 銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは、山口県防府市の無職、関誠一郎容疑者(61)。バスの乗客の1人でした。 警察の調べに対し、関容疑者は「その通りだと思います」と供述しているということです。 関容疑者が持っていたのは、刃の長さ、およそ8センチの折りたたみナイフとみられています。 バスの乗員乗客、合わせて21人にけがはありませんでした。 ■乗客「途中で大声」「警察が挟み撃ちで…」 現場に居合わせたバスの乗客は・・・。 乗客 「びっくりしましたね。でも途中、大声出して電話してたので、薄々周りの人も『なんかおかしい人がいるな』って言ってました。あんまり刺激すると危ないんじゃないかなという感じでしたよね。みんなじっとしていて、でも『危害は加えないんで』と話していた」 別の乗客 「(バスの)真ん中あたりから警察官が進入してきたのかな?気がついてなくって。乗客を後ろの方に誘導したあとに、挟み撃ちで、取り押さえたって感じでした」 関容疑者は、バスがバス停に停まり、乗客2人が降りたあと、車内前方に移動してきたとみられています。 この高速バスは26日夜、東京駅を出発し、27日午前10時すぎに山口県萩市に到着する予定でした。 警察が事件の動機など詳しいいきさつを調べています。