テヘラン、イラン、5月3日 (AP) ー 投獄中のイラン人人権弁護士ナルゲス・モハンマディ氏の健康状態が「極めて危険な状態」にあると、同氏の財団と家族が述べた。また、自身の主治医による治療を受けるためテヘランへの移送に、イラン情報省が反対していると付け加えた。 ノーベル平和賞受賞者で50代前半のモハンマディ氏は1日、心臓発作と失神を起こした後、イラン北西部のザンジャンにある病院へ緊急搬送された。 家族によると、モハンマディ氏の健康状態が悪化した一因は、昨年12月の逮捕時に受けた暴行にあるという。 ザンジャンの医療チームは、治療を行う前にモハンマディ氏の診療記録の提出を求めている一方、テヘランへの移送を推奨していると、同氏の財団が述べた。 しかし、パリ在住の夫タギ・ラフマニ氏は、情報省が、囚人の扱いが後回しにされる現在の戦時下を利用していると指摘した。 「彼女は投獄に耐える精神的な強さを持っているが、身体はそれに対応できていない。情報省は、たとえ彼女が死んでも構わないと思っている」と、夫はスカイニュースに語った。 ラフマニ氏はさらに、子供たちは2015年以来、10年以上モハンマディに会っていないと付け加えた。 12月12日の逮捕以前、モハンマディ氏は国家安全保障への共謀およびイラン政府への反政府宣伝の罪で13年9カ月の刑に服していたが、健康上の懸念から2024年末以降、仮出所していた。 ノルウェーのノーベル委員会は声明の中で、モハンマディ氏の命は医療チームの手にかかっているとして、イラン当局に対し、直ちに彼女を医療チームのもとへ移送するよう求めた。 同財団によると、彼女の弁護団は検察総長事務所とこの件について協議を進めているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)