Nate Raymond David Thomas [ボストン 6日 ロイター] – 米連邦検察当局は6日、インサイダー取引スキームに関与したとして、30人を起訴したと発表した。弁護士らが合併情報を取引ネットワークに流していたとしている。 19人が逮捕され、その中には弁護士のニコロ・ヌラフチャン被告も含まれており、ボストンの連邦検察当局によると、同被告は数千万ドルの利益を生み出した10年にわたるスキームの中心人物だった。 ヌラフチャン被告は2013年から23年にかけて、シドリー・オースティン、レイサム・アンド・ワトキンス、グッドウィン・プロクターを含む法律事務所に勤務。起訴状にはこれらの法律事務所の名称は明記されなかったが、各事務所が関与したと以前発表していた案件について記述されていた。 検察当局によると、ヌラフチャン被告らは、未公表の合併案件に関する法律事務所の機密文書にアクセス。リベートを得るために、トレーダーや仲介業者からなるネットワークに内部情報を提供していたという。 当局は「未公表の金融ニュースに基づく取引は、証券法に違反しただけでなく、弁護士資格に伴う特別なアクセス権や倫理的義務を悪用したものだ」と声明で述べた。 ロサンゼルス在住のヌラフチャン被告らは証券詐欺などの罪に問われている。検察当局によると、被告のうち2人はロシアとイスラエルに滞在しており、逃亡中と見なされている。 ヌラフチャン被告の弁護人はコメントを控えた。