日本初公開作、ドキュメンタリー、名作など、多彩なアイルランド映画を上映する「アイルランド映画祭2026」が5月29日(金)から6月11日(木)まで、東京・恵比寿 YEBISU GARDEN CINEMAで開催されます。開催にあたり、駐日アイルランド大使のデミアン・コールがコメントを寄せています。 「アイルランド映画祭2026」で上映されるのは全8作品。日本初公開作は、厳しい環境の中で生きる兄弟の葛藤と絆を描いた青春映画『クリスティ』(短編『ニュー・ボーイ』と併映)、とある田舎町で強盗未遂事件を起こした女性たちの顛末を追った『三人の女強盗』、アイリッシュ・ミュージックを世界に広めた第一人者、ドーナル・ラニーの半生を追ったドキュメンタリー『イン・タイム ドーナル・ラニー』。いずれも本国で昨年公開されたばかりの作品です。 そのほか、同性愛が禁止されていた時代から信念を貫き、今や国民的ドラァグクイーンとなった“パンティ”の生き様に迫るドキュメンタリー『クイーン・オブ・アイルランド』、北アイルランドを舞台に、冤罪で逮捕された息子と父を描く名優ダニエル・デイ=ルイスの代表作『父の祈りを デジタルリマスター版』も登場。劇作家サミュエル・ベケットの生誕120年を記念して、ベケットの栄光と波乱に満ちた人生を描き、2年前にも当映画祭で好評を博した『まずは踊れ』、ベケットが脚本を手がけ、三大喜劇王のひとり、バスター・キートンが主演した異色短編『フィルム』も上映されます。 [コメント] 「アイルランド映画祭2026」へようこそ。 東京において、今年で4回目となる「アイルランド映画祭」を開催できることを大変光栄に存じます。日本におけるアイルランドの友人の皆様や映画ファンの皆様の熱いご支援に感謝申し上げます。 最近、アイルランドの映画業界から素晴らしいニュースが届きました。第98回アカデミー賞において、ジェシー・バックリー氏が主演女優賞を、リチャード・ベインハム氏が視覚効果賞をそれぞれ受賞しました。バックリー氏の受賞は、アイルランド人として初のアカデミー主演女優賞受賞という歴史的な快挙であり、アイルランドの映画業界に携わるすべての人々にとって、大きな励みとなることでしょう。 今年も本映画祭では、アイルランドが誇る多彩な映画人材を皆様にご紹介いたします。アイルランドの文化、社会、歴史、そして風景を映し出す充実のプログラムを編成しました。アイルランド語の作品や、日本初公開となる作品も多数ございます。 映画を通じて、皆様にアイルランドという国や、アイルランドの生活のさまざまな側面について、より深く理解していただければ幸いです。また、これらの作品が、皆様の我が国へのご関心を高め、さらに詳しく知りたいという気持ちを引き出し、いつか実際に訪れてみたいと思っていただけるきっかけになることを願っております。 本映画祭は駐日アイルランド大使館が主催し、アイルランド政府観光庁およびスクリーン・アイルランドにご支援いただいております。心より御礼申し上げます。皆様、どうぞお楽しみください。 ――デミアン・コール(駐日アイルランド大使)