「コロナに負けまいと」観光業支援の補助金詐取の疑いで逮捕「えん罪」関与否定も不正受給の全額返さず

コロナ禍での観光促進事業の補助金約250万円をだまし取ったとして、ホテル経営の男が逮捕された事件。逮捕前、読売テレビの取材に男が語ったこととは。 西尾佳三容疑者(逮捕前) 「なんとかコロナに負けまいとして、そして応援してくださっている方々のためにも、守り続ける運勢を背負っていると思って生きてきた。頑張ってきた」 読売テレビの取材にこう話していた男。 逮捕・送検された、堺市のホテル経営会社「コンセルジュ」の代表、西尾佳三容疑者(70)です。 その容疑とは…。 「大阪いらっしゃいキャンペーン」とは、新型コロナウイルスの感染が拡大していた2021年、その影響を受けた観光業などを支援しようと、大阪府と市が始めた事業です。 宿泊者は1人1泊につき、最大約1万円分の割引を受けることができ、申請に応じて、割り引いた額が事業者に返ってくる仕組みでした。 警察によりますと、西尾容疑者は従業員の男とともに、約150人が宿泊したとする虚偽の申請を行い、補助金約250万円をだまし取った疑いが持たれています。 読売テレビは今年3月、逮捕前の西尾容疑者を直撃していました。 西尾佳三容疑者(逮捕前) 「全く言われていることは、作った話ばかりでございまして。やろうとしてもできる話じゃないでしょ」 (Q:全く身に覚えがないことで、今回こういう話が持ち上がってきたということ?) 「(『大阪いらっしゃいキャンペーン』について)私は一律、売り上げに応じて現金で給付したらどうだということをずっと申し上げてきた。今回のような手間暇かかるようなシステムに決められたことなんだから、それにのっとって、血眼になってあのホテルを経営してきたというのが事実なんです」 「えん罪だ」として、関与を明確に否定しました。 一方で、西尾容疑者が経営していたホテルを巡っては、大阪府があわせて約5000万円分の不正受給があったと公表し、返還を求めています。 不正の舞台とされる堺市内のホテルは、現在、閉鎖されてていますが、西尾容疑者らは不正受給したとされる補助金を一切返還してないことが新たに分かりました。 逮捕を受けて、吉村洋文知事は…。 大阪府・吉村洋文 知事 「大切な税金ですから、不正受給詐欺は絶対に許されないことだと思います。厳しく対応していきます」 警察は、西尾容疑者らの認否を明らかにしていませんが、他にも不正な申請をしていたとみて調べています。

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