福島県の磐越自動車道で6日、新潟市の北越高校ソフトテニス部員ら21人が死傷したマイクロバスの事故。運転していた若山哲夫容疑者(68)が過失運転致死傷の疑いで逮捕・送検されています。 バス会社側と学校側の主張は真っ向から対立していますが、部活動の遠征の安全をどのように確保すべきなのか?法的な問題点や責任の所在は?MBS米澤飛鳥解説委員と川﨑拓也弁護士が解説します。 ◎川﨑拓也:弁護士 刑事弁護に注力し企業法務も手がける 京都大学客員教授・大阪大学非常勤講師 ■「今回の事故は他人事とは思えない」近畿の高校に聞いた遠征ルールと実情 今回の事故をきっかけに注視される遠征時の移動実態。他校ではどのようなルールになっているのか? 近畿地方の甲子園出場経験がある私立高校野球部の規定は、以下のようなきまりだということです。 ・県外遠征…学校予算で大型バスをチャーター ・県内移動…教職員が学校所有のマイクロバスを運転→運転者は事前に免許などを学校に提出し許可をうける 男性部長(学校職員)に話を聞くと、「バスの経費は、野球部だけでは厳しいが学校が出してくれてありがたい」としたうえで、「自分が運転する場合、時間に余裕を持たせる。前夜はお酒も飲まないし、早く寝ることも心がけている」「今回の事故は他人事とは思えない」と明かしました。 ■移動をバス会社に完全依頼する学校も「行きは元気でも、帰りは疲れてしんどいことだってあるから」 一方で、遠征時の移動を完全に外部委託している学校もあります。花園出場経験のある近畿地方の私立高校ラグビー部の男性監督(学校職員)は、「バス会社に依頼。自分たちで運転することは全くない(学校側が推奨)」と回答。 遠征がそこまで多くないからかもしれない、としつつも、「経費を抑えてほしいという声もない」のだといいます。 また、今回の事故報道を受け「やはり外部に頼む方がいいなと(事故報道のたびに)毎回思う。我々も『行きは元気でも、帰りは疲れてしんどい』ことだってあるから」と話しました。