熊本県八代市の新庁舎建設をめぐる汚職事件で、逮捕された男が代表を務める建設会社が、賄賂を贈ったとされる業者から総額約5億8000万円で工事を請け負っていたことが明らかになりました。 ■そもそもの逮捕容疑は? この事件は、八代市議会議員の成松由紀夫容疑者(54)や八代市の建設会社役員、園川忠助容疑者(61)ら3人が、市の新庁舎建設工事をめぐり、東京の準大手ゼネコン「前田建設工業」を含む共同企業体が工事を落札できるようあっせんするなどし、見返りに現金6000万円を受け取ったとして逮捕されたものです。 逮捕された3人の弁護人によりますと、3人はいずれも容疑を否認しています。 ■新たに分かったこと これまでに、園川容疑者が前田建設工業に成松市議を紹介したと見られることが分かっていますが、園川容疑者が代表の建設会社「園川組」が、新庁舎の本体工事や外構工事を、前田建設工業から総額約5億8000万円で請け負っていたことが捜査関係者への取材などで、新たに分かりました。 ■捜査が進む 警察は、この下請けと事件の関連についても調べを進めていますが、園川組はRKK熊本放送の取材に「下請けをして、費用を数回に分けて受け取ったのは間違いないが、事件と関連はない」としています。