元広島・羽月隆太郎被告、黒髪マスク&深緑ネクタイ姿で広島地裁入り “ゾンビたばこ”初公判 一般傍聴席46席に500人超が集結

「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われた元広島カープ・羽月隆太郎被告(26)の初公判が15日、広島地裁で開かれる。一般傍聴券は抽選で配布された。46席の傍聴券に対し、500人超が集結した。羽月被告は午前11時の開廷を前に黒髪、マスク姿で広島地裁へと入った。 起訴状によると2025年12月16日ごろ、医療以外の用途で若干量を自宅で使った疑い。同日に任意同行を受け尿検査でエトミデートの陽性反応。その後、球団には任意同行されたことを報告していなかった。 羽月被告はプロ7年目の25年は代走の切り札として74試合に出場し、リーグ5位タイ、チーム最多17盗塁を記録。勝負の行方を左右する走塁でチームに貢献する試合もあった。課題の打撃でも打率2割9分5厘と好成績を残した。春季キャンプは2軍スタートが決まっていたが、今季もスーパーサブとして期待されていた中でキャンプ直前の1月27日に逮捕。球団には任意同行されたことを報告していなかった。逮捕翌日に、球団は「野球活動停止」の処分を決定。2月17日に起訴。同24日に球団が「契約解除」とした。 ◆羽月被告のこれまで ▼2025年12月16日 110番通報を受けた広島県警から任意同行を求められ、尿検査でエトミデートの陽性反応 ▼2026年1月27日 医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕 ▼28日 球団が「野球活動停止」の処分を決定。 ▼29日 広島地検に身柄送検 ▼30日 広島県警がマツダスタジアムと大野屋内総合練習場を家宅捜索 ▼2月6日 エトミデート使用を認める趣旨の供述を始めたことが明らかに ▼17日 広島地検が医薬品医療機器法違反の罪で起訴 ▼18日 広島市内の留置施設から保釈 ▼24日 球団が「契約解除」の処分を決定 ◆エトミデートとは もともとは鎮静剤や麻酔導入薬などとして使用される、国内未承認の医薬品成分。本来の使用用途とは別に、電子たばこ向けに違法に使用されるケースが社会問題化し、昨年5月に厚生労働省が「指定薬物」として規制。使用すると手足がけいれんし、ゾンビのように見えることから「ゾンビたばこ」とも呼ばれる。 ◆羽月 隆太郎(はつき・りゅうたろう)2000年4月19日、宮崎市生まれ。26歳。鹿児島・神村学園高では2年夏に甲子園出場。18年のドラフト7位で広島入り。168センチ、73キロ。右投左打。通算277試合、打率2割4分3厘、1本塁打、34打点、51盗塁。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする