ボクシングジムトレーナーお手柄!コンビニ強盗取り押さえた城山翔さん「ついに来た」当時の状況を赤裸々告白 「ちょっと待て」光った冷静対応

今から1カ月前の4月17日、名古屋市北区のコンビニで、ハサミを手に店員を脅迫し、現金を奪おうとしたとして42歳の男が逮捕された。実は店員が男を取り押さえたのだが、この店員、名古屋市西区にある天熊丸木ボクシングジムの城山翔トレーナー(38)だった。 15日までに取材に応じた城山トレーナーによると、事件が起きたのは深夜2時ごろ。コンビニには店員は城山さん一人、客が一人。たまたま城山トレーナーがレジ奥の事務所にいたとき、人の来店を知らせるチャイムが鳴った。「ピンポンが鳴ったので表に出ていったら、男が一直線にカウンターの方に来たんです」。入店した男はハサミを手に持ち、「強盗だ、カネを出せ」と迫ってきたという。 「ついに来た」。城山トレーナーはコンビニ強盗を目の前にし、そう思ったという。20歳になる少し前からコンビニで働いているが、こんなことは初めて。それでも恐怖心というよりも、「このときが来たか」という思いが頭を駆け巡ったという。城山トレーナーは身長163センチで体重はおよそ100キロ。相手も「がたいは良かった」そうだが、冷静だった。 城山トレーナーは「ちょっと待て」と言って、まず店内にいた客を帰らせた。そして「こんなことはやめた方がいい」と強盗を説得したが、相手がカウンターの中に入ってこようとし、それを防ごうとしたところ殴りかかられた。 「ボクシングをやっていたことが生きました。冷静でいられました」 中学2年のときに天熊丸木ジムでボクシングを始めた。プロにはなれなかったが、トレーナーとしてボクシングに携わってきた。日ごろからプロや練習生のパンチをミットで受け続けている。左胸のあたりに一発パンチをもらったというが、培ってきた経験を武器に、余裕を持ってしっかり取り押さえた。 過去にはコンビニで振り込め詐欺を未然に防ぎ、感謝状を贈られたこともあるという城山トレーナー。今回もお手柄だが、なによりも願うのはこのような事件が起きないこと。だからこそ、「ボクシングを通して、心の強い、間違ったことをしないような人を育てたい」と言葉に力を込めた。

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