元広島の羽月隆太郎被告の裁判が、先日ついに行われた。 5月15日、広島地裁で開かれた初公判。羽月被告はいわゆる“ゾンビたばこ”と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用した罪について起訴内容を認め、判決は拘禁刑1年・執行猶予3年となった。 今回の裁判で特に注目を集めたのは、被告人質問で飛び出した証言だった。 羽月被告は法廷で、「周囲にも吸っているカープの選手がいた」と発言。さらに、最後に薬物を購入した際には球団の寮へ郵送していたことも明らかになった。 この証言は、単なる個人の問題に留まらず、プロ野球界全体へも衝撃を与える内容となった。 この話を受けて鈴木球団本部長が再調査の方向を示した。もし羽月被告の証言が事実であれば、広島さらには球界に薬物が蔓延しているという可能性もある。 羽月被告は俊足巧打を武器に、広島では期待の韋駄天として期待された存在だった。昨季は自己最多の74試合に出場し、規定打席未満ながら打率.295、盗塁はチーム最多の17個を記録した。 ファンやOBからはさらなる飛躍を期待されていた選手だっただけに、その転落劇に衝撃を受けた者も少なくない。 羽月被告は自身のものと見られるXでポスト。アカウントの写真は広島時代のプレーシーンながらロゴが消されたもので、ここでは「近日中に自分の言葉でしっかりとお話をさせていただく場を設ける予定です」と投稿されている。 現時点では羽月被告が証言した"周囲の選手"について具体的な名前などは明らかになっていない。ただ、SNS上では先輩選手の候補を列挙しながら具体で炙り出す動きも見られ、憶測が広がっている現状である。 羽月容疑者は昨年12月16日ごろに通報があった後、任意同行ののちに尿検査をした結果、陽性反応が出ていた。しかし、その後もイベントへの参加や自主トレなどこれまでと変わらず過ごしていた。 裁判ではあっさり使用を認めたが、逮捕時は頑なに容疑を否認。 ただ逮捕後は関係者の自宅から薬物を含んだカートリッジが複数発見され、さらには羽月容疑者自身の自宅からも同じく発見したと報道されるなど、嘘を突き通すには限界があった。 羽月被告の発言が今後どこまで波紋を呼ぶのか。球団の対応そして自身からの説明内容に注目が集まろうとしている。