旧統一教会の韓鶴子被告、病気で一時釈放長期化 裁判は6月結審

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)=政治資金法違反罪などで公判中=の一時釈放が長期化している。2025年9月の逮捕後にソウル郊外の拘置所に収監されたが、事件を審理するソウル中央地裁が3月27日に釈放を認めた。病気治療を理由に韓被告側が申請していた。釈放期限は5月30日までで、韓被告側は延長を申請するとみられる。 韓国の裁判所は、深刻な持病などがある場合に釈放を決めることができる。韓被告は釈放期間中、病院から外に出てはならず、医療関係者と弁護士以外との面会が禁じられている。 韓国メディアによると、韓被告の弁護人は「韓総裁は呼吸困難を訴え、『ご飯をかむ力さえない』と吐露している」と主張している。 韓被告は25年10月、政界に違法資金を提供したとして政治資金法違反などの罪で起訴された。韓被告側は起訴内容を否認している。 ソウル中央地裁は、今年6月12日に特別検察側の論告求刑と韓被告側の最終弁論を行い、結審するとの見通しを示している。年内に1審判決が言い渡される可能性がある。 ソウル中央地裁は25年11月と26年2月にも目の治療などを理由に韓被告の短期間の釈放を認めた。3月27日に3度目の釈放を許可した時は4月下旬までの期限だったが、韓被告側が延長を申請。地裁は5月30日までの釈放継続を認めていた。 この事件では4月、韓被告側から金品を受け取ったなどとして起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告が懲役4年、元国会議員の権性東(クォン・ソンドン)被告が懲役2年の実刑判決を2審で言い渡されている。【ソウル福岡静哉】

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