プロ野球・巨人の阿部慎之助前監督(47)が長女(18)への暴行容疑で逮捕、釈放された後、辞任した事件を巡っては、暴行を受けた長女が生成人工知能(AI)「チャットGPT」に相談した結果、児童相談所に通報していたと、捜査関係者が明らかにした。背景には生成AIを相談相手に選ぶ若者が急増している実態がある。 内閣府の消費者委員会の調査によると、10代の女性の3割が毎日生成AIを使用。目的の過半数が「悩み相談」で52・4%だ。さらに、生成AIによる回答に10代女性の約6割が「とても信頼できる」「ある程度信頼している」と答えた。 長女は阿部監督から暴行を受けた後、チャットGPTに「父親から暴力を受けたがどうしたらいいか」と質問し、「児童相談所への通報」という回答を受けて通報したという。 チャットGPTは米新興企業オープンAIが開発した対話型AI。2022年11月の公開以降、利用者は現在、世界で8億人に達するという。生成AIはその手軽さから国内でも若者を中心に利用の幅が広がっている。 長女は「父との大げんかは初めてで、チャットGPTに相談したら匿名で児童相談所に相談できると説明があり、電話した。このような大事になり大変申し訳ありません」とコメントしている。【朝比奈由佳、牧野大輔】