兵庫県たつの市の住宅で親子2人が殺害された事件で、指名手配されている男の所持金がわずかであるとみられることから、男は、近場に潜伏している可能性があることがわかりました。 報告・馬場凪沙 記者 「午後2時すぎです。先ほど規制線も解除され、ブルーシートも取り払われ、現場の前まで行ける状態となっています」 事件発覚から1週間以上が経ち、27日午後2時ごろ、現場検証が終了しました。 兵庫県たつの市の住宅で、母親の田中澄恵さん(74)と娘の千尋(ちひろ)さん(52)が殺害された事件。 凶器となった刃物も見つかっていない中、新たに母親が事件の数日前に「空き巣に入られたかもしれない」と知人に話していたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は殺人事件との関連性を慎重に捜査しています。 千尋さんに対する殺人の疑いで全国に指名手配されている大山賢二容疑者(42)。スマートフォンや身分証明書、そして実家の鍵などを持っていなかったことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。所持金もわずか550円ほどという大山容疑者は、どこへ…。 親子が死亡したとみられるのは5月13日ごろ。その後、大山容疑者は現場から、たつの市より東のエリアを移動していたとみられています。 現場の最寄り駅である播磨新宮駅、さらに本竜野駅など、たつの市内の複数の駅の防犯カメラに映っていたことがわかっていて、16日には、現場から約30キロ離れた高砂市内で警察官と接触しました。 17日未明には、警察官によって田中さんの自宅の隣にある実家近くまで送り届けられたということですが、その後、大山容疑者とみられる人物を近所の住民が目撃していました。 近隣住民 「(17日の午前)4時20分すぎくらいに娘から連絡が入って、『玄関先に男の人が座ってて、気持ちが悪いから家に入れない』と」 午前5時ごろ、フラフラと歩いて家の敷地から出ていったということです。 その後、足取りがわからなくなっている大山容疑者。警察は所持金が少なかったことなどから、近場に潜伏している可能性もあるとみています。 また警察は、過去に住んでいた実家に一時滞在していた可能性もあるとみて捜査を進めていて、引き続き情報提供を呼び掛け、大山容疑者の行方を追っています。 ▽▽▽▽▽