【バレー】男子日本代表の佐藤駿一郎容疑者 大麻取締法違反で逮捕 代表合宿中に都内パチンコ店で所持「知り合いから手に入れた」

東京都内のパチンコ店で乾燥大麻を所持していたとして、警視庁は28日、麻薬取締法違反(所持)の疑いでバレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎容疑者(26)を逮捕した。事件を受けて日本協会は、この日の今季始動会見と公開練習を急きょ中止し、都内で説明会を開いた。同日付で佐藤容疑者の日本代表登録を抹消。南部正司技術委員長(58)らが謝罪し、大麻が強化施設の味の素ナショナルトレーニングセンター(東京・北区)に持ち込まれた可能性を示唆した。日本代表は6月10日開幕のネーションズ・リーグ(大阪ほか)に予定通り出場する。 バレーボール男子日本代表の合宿中に、激震が走った。勝負のシーズンに向けた晴れの日になるはずだった28日朝、身長205センチのミドルブロッカーとして期待されていた佐藤容疑者が、麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。同日午後2時半から都内で予定された今季の始動会見は日本協会が事件の対応に追われて、43分遅れた末に中止。その場で説明会が開始され、国分裕之専務理事(68)は「大変遺憾で残念。ファンの信頼を裏切ることになったことを深くお詫び申し上げる」と謝罪。川合俊一会長(63)は通院のため不在。南部技術委員長とともに頭を下げた。 ネーションズリーグ(NL)開幕2週前の大切な時期だった。27日はチーム練習がなく、佐藤容疑者は午後に宣材写真を撮影後、自由時間に代表選手数人と都内のパチンコ店で遊戯。協会によると、店内でバッグを落とし、取りに戻った際、警察による所持品検査で発覚。同容疑者は大麻について「知り合いから手に入れた」と警察に話しているといい、同日夜に南部氏に「迷惑をおかけした」と話していたという。 28日昼過ぎには、石川祐希主将(30)ら代表選手全員を集め、南部氏から事件の説明がされた。この日の公開練習は中止になり、選手は非常にがっかりした様子だったという。ロラン・ティリ監督(62)も「日本代表にふさわしくない」と話していた。この逮捕を受け、協会は選手の手荷物検査を緊急で実施し、問題なしとも報告された。今後は、尿検査も行う。日本代表はこれまでコンプライアンス研修は行ってきたが、所持品検査までは実施していなかった。 今後、代表チームの活動は予定通りに行い、6月10日にNL初戦でウクライナと対戦する。南部氏は「残りわずかな練習。選手のパフォーマンスを上げて、リスタートを切れるように」と神妙な面持ち。日本代表への影響が懸念される。 ◆佐藤容疑者の逮捕まで ▽5月25日午前0時15分 男子日本代表合宿に合流。 ▽25、26日 合宿で練習に参加。 ▽27日 昼頃に宣材写真を撮影。チームメートらと数人でパチンコ店へ。一度は店を出たが、連絡を受けてパチンコ店に忘れ物を取りに行き、警察から所持品検査を受ける。 ▽28日朝 都内のパチンコ店で乾燥大麻を所持したとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕。 ◆佐藤 駿一郎(さとう・しゅんいちろう)2000年5月17日、宮城・仙台市生まれ。26歳。中学入学時はバドミントン部だったが、14歳からバレーボールを始める。16年に東北高に入学。18年、日本代表メンバーに選出され、8月にアジア大会出場。23年に東海大からジェイテクト(現愛知)に入団。フィンランドのチームを経て、25年6月、名古屋入り。4月に今季限りでの退団が発表されていた。205センチ、95キロ。

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