なぜ日本がレアアースで中国に負け続けているのか、最大の敗因は「価値ある資源」の「トリウム」の放置だ

ある経済主体が「生産」や「消費」などの行動を起こした際、その取引に参加していない「第三者(他者)」に対して、意図せず不利益(コスト)を与えてしまう現象のことを外部不経済(負の外部性)という。公害を考えればわかりやすいだろう。 例えば、工場が製品を「生産(行為)」する過程で排気ガスを出し、周辺住民が健康被害という「不利益」を被るケースがこれに当たる。 ■産業活動につきまとう「外部不経済」 このように考えると、産業革命以降の人類の生産活動は外部不経済をつねに伴ってきたと言える。産業革命の牽引力となったのは蒸気機関だが、その燃料源として用いられた石炭の燃焼の結果、大量のススが大気中に放出され、ぜんそくや肺がんなど住民の健康被害をもたらした。イギリスではその地に生息する白色の蛾が黒く自らの体色を変えるほどであったという。

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