名古屋市南区で29日、スイミングスクールの送迎バスを運転し、歩行者2人をひき逃げして死亡させたとして逮捕された男が、勤務先から中型バスの運転を控えるよう指示されていたことが分かりました。 酒井照也容疑者(85)は、29日午後5時半すぎ、南区の桜本町交差点で横断歩道を渡っていた男女2人をマイクロバスではねて死亡させたにも関わらず、逃げた疑いで逮捕され、容疑を認めています。 バスは近くのスイミングスクールの送迎バスで、2人をはねたあと交差点から350メートルほど先で、交通標識をなぎ倒したうえ民家などに衝突していました。 衝突した家の住民: 「車が駐車場に突っ込んだだけだと思ったら、壁がかなりやられてたからびっくりした。この辺に置いてあるものはみんな飛んで、ここに散らばって」 スクールによりますと、酒井容疑者は20年以上前から送迎バスを運転していましたが、1年ほど前に中型バスをスムーズに駐車できなかった事を受け、車体の小さなマイクロバスだけを運転するよう指示していたということです。 また、ドライブレコーダーの映像から酒井容疑者が運転するバスが交差点の手前にある踏切で、遮断機が上がる前に線路へ進入するなど不自然な運転をしていたことも分かったということです。 警察もこの映像を確認していて、事件に至った経緯を調べています。