フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、パリで発生した暴動について怒りをのぞかせている。 30日に行われた今季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦。昨季王者パリ・サンジェルマン(PSG)と初優勝を狙うアーセナルの一戦は、PK戦までもつれ込む死闘の末、PSGがレアル・マドリー以来となる史上2チーム目の連覇を達成している。 しかしPSGの優勝決定直後、フランス各地で暴動が発生。イギリス『BBC』によると、優勝直後に各地で発生した暴動によりこれまで780人以上が逮捕され、450人以上が勾留されている模様。また警察との衝突により計219人が負傷、そのうち8人が重傷であるとのこと。首都パリでは数千人の警官隊が動員されたが、バスや電車などのインフラも混乱しているという。なおパリ警察が勾留した277人のうち、82人は未成年者だったようだ。 ローラン・ヌネズ内務大臣は、「我々は公共秩序の維持に優れた国。集会の自由は認めるが、行き過ぎは認めない」としつつ、「PSGサポーターではなく試合すら観戦していない一部の人が、暴動を引き起こすためにやってくる。我々はそうした行動を阻止するためにここにいる。対応は断固たるものだ」と宣言した。 一方で、PSGの優勝祝賀会に参加したマクロン大統領も「パリが優勝し、2つ目の星を獲得した。だが、パリでは容認できない暴力行為も発生した。内務大臣をはじめ、出場したすべての関係者に感謝したい。これはフットボールではない。我々が掲げる理念に反する。逮捕された者には容赦なく対応する。もう二度とこんなことは見たくない。もう終わりだ。我慢の限界だよ!」とコメントし、フランス各地で発生した惨状を非難している。