無登録で海外法人が運用する事業への出資を勧誘したとして男女6人が逮捕された事件で、警視庁生活経済課は4日までに、投資で得たように装って、犯罪収益を受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で、会社役員大坂陽司容疑者(50)を再逮捕し、新たに会社役員松村寛容疑者(62)=東京都江東区豊洲=を逮捕した。 認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は2021年4月~24年6月ごろ、77回にわたり、社債利息などの正当な投資収益を装って、無登録で出資を勧誘したことで得た犯罪収益約336万円を含む計約44億円を大坂容疑者の預金口座に入金させた疑い。 同容疑者は違法な勧誘行為が発覚しないよう、海外法人から報酬を受け取る際、マレーシアの法人や実態のないファンドなどを経由して送金させていた。こうした手法は同容疑者の依頼で松村容疑者が考案し、17年から運用されていたとみられる。 松村容疑者は投資の専門知識や経験を有する「適格機関投資家」で、これまでに計約6億6000万円を得たという。 大坂容疑者は投資関連会社「グローバルインベストメントラボ」(東京都港区、解散)の実質的支配者で、同社の会員が海外法人の金融商品への出資を勧誘。全国約7300人から約870億円を集めたとみられる。