知人を強盗の実行犯に誘い、SNSで標的とする家の画像を送るなどしたとして、大阪府警は8日、職業不詳の柏田幸大容疑者(25)=大阪市西区南堀江2丁目=を職業安定法違反容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 捜査4課によると、柏田容疑者は4月中旬、知人の20代男性を「大阪の一軒家に強盗に入る案件」「縛ったり、最悪殺さなあかん」「4、5人くらいで考えている」「報酬はとれた金額によって変動する」などと電話で誘った上で、SNSで強盗の標的とする大阪府内の一軒家の地図や画像を送信した疑いがある。 職業安定法は、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者を募集することを禁じている。 府警は5月中旬、「柏田容疑者が大阪府内の家に強盗に入る案件について話している」との情報を得て捜査を開始した。 6月7日、大阪市西区の路上で柏田容疑者と20代の男性が一緒にいるところを職務質問した。 柏田容疑者は逃走したが、男性は職務質問に応じた。警察官が男性の携帯電話を確認したところ、SNS上で標的とされていた家の画像を見つけたという。 警察官に対し男性は、柏田容疑者から強盗に誘われたと供述。男性は柏田容疑者からの誘いを断っていたという。 標的とされた家に対する強盗は実行されていないという。 府警は「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)が関与している可能性もあるとみて調べている。(浪間新太)