福島県田村市で70代の妻の口をぬれたタオルでふさいで殺害しようとした事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された本籍新潟市、住所不定、無職の男(64)が過去に福島県内に住んでいた際、夫婦間でトラブルを起こし、県警が高齢者虐待事案として対応していたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。男は「将来を悲観した」という趣旨の供述をしており、田村署は過去のトラブルと事件の関連を含めて慎重に調べている。 捜査関係者によると、男は1日ごろに車内で事件に及んだ後、6日に近隣住民に通報を求めるまで車で現場にとどまり続けたとみられることも判明。男と妻は最近まで県内に居住しており、住所不定となった後、男所有の車で移動していた。県外に移動した形跡はないとみられる。妻に目立った外傷やあざは確認されていないが、病院で治療中という。同署が動機などを調べている。