マカオ司法警察局は6月9日に同局本部ビルで会見を開き、マカオ国際空港において、東南アジアの国から空路を利用し、マカオで過去最大量となる乾燥大麻の密輸入を図った疑いで香港人の男(25)を逮捕したと発表。 同局によれば、同局の駐マカオ国際空港薬物犯罪調査処が情報分析とリスク評価を組み合わせ、(2026年)6月8日夜のフライトで東南アジアの国(具体的な国名は発表なし)からマカオに到着する搭乗者のうち疑わしい香港人の男1人が存在することがわかり、この男をマークし、マカオ国際空港で税関及び治安警察局と共同で配備を敷くに至ったとのこと。 8日夜、男がマカオ国際空港へ到着し、預け入れ手荷物のスーツケース2個を受け取った後、直ちに摘発に着手し、スーツケースの中から乾燥大麻とみられる物品の入った袋が60点見つかり、総重量は3万4951グラム(約35キログラム)、末端価格にして約3495万1000パタカ(日本円換算:約6億9627万円)相当分に上った。すぐに同局の刑事技術部門による緊急鑑定が行われ、当該物品がマカオで違法薬物にあたる大麻であることが証明されたという。 その後の同局の調べで、この男は犯罪組織に6万香港ドル(約123万円)の成功報酬で運び屋として雇われ、この組織の手配によって海外から空路マカオへの大麻の密輸に協力していたことが明らかとなり、今回の摘発でマカオを中継地とした近隣地区への違法薬物の輸送を阻止することに成功したとした上、男を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとともに、他の本件に関与したとみられる人物の行方を追っているとした。 最近マカオ国際空港では同様の事案の摘発が相次いでいる。同局では、本件を受け、違法薬物の密輸は厳重な刑事犯罪であり、市民に対して絶対に関与しないこと、また警戒意識を高め、他人から来歴不明の物品が入った荷物を預かってマカオと外地の間を出入りするようなことのないよう呼びかけを行った。