【06月12日 KOREA WAVE】過去に複数回の飲酒運転で実刑判決を受け、「ユン・チャンホ法(飲酒運転厳罰化法)」が芸能人で初めて適用された韓国の俳優、ソン・スンウォン被告(36)の公判が11日、ソウル西部地裁で開かれた。キム・ヒョンソク裁判長は、道路交通法違反(飲酒運転)などの罪に問われたソン被告に懲役1年の実刑判決を言い渡し、身柄を法廷で拘束した。また、証拠隠滅の罪に問われた交際相手(30)に対しては、罰金150万ウォン(約17万円)の宣告猶予(有罪と認めつつも、犯行の経緯や情状を考慮して刑の言い渡しを先送りする措置)とした。 判決によると、ソン被告は2025年11月、ソウル市内の江辺北路を泥酔状態で逆走し、現行犯逮捕された。当時の血中アルコール濃度は0.165%と、免許取り消し基準(0.08%)の2倍を超えていた。さらに逮捕直後、同乗していた交際相手に指示し、車内のドライブレコーダーのSDカードを隠匿させた。 キム裁判長は量刑理由で、「飲酒運転による処罰歴が複数回あるにもかかわらず、再び泥酔状態で逆走という危険な運転に及んだ。さらに警察の取り締まり後には『運転代行業者が運転していた』と虚偽の供述をし、交際相手に証拠を隠させるなど、罪質は極めて重い」と厳しく断罪した。 一方で、「遅まきながら犯行を認めて反省の態度を示していることや、幸いにも人身事故に至らなかったこと、家族らが善処を求めている点などを考慮した」と付け加えた。検察側は懲役4年を求刑していた。 ソン被告はこの日、黒い帽子とマスク姿で出廷。判決言い渡し後に法廷での拘束を告げられると、「容疑を認め深く反省している。現在拘束されれば家族の生計が苦しくなる。逃亡や証拠隠滅の恐れはないので、在宅のまま控訴審の準備をさせてほしい」と涙ながらに訴えたが、裁判長は「事情は察するが、実刑判決である以上、拘束は免れない」と退けた。 ソン被告は2015年に2回、飲酒運転で摘発されたほか、2018年にも飲酒運転で衝突事故を起こして逃走。この際、厳罰化された「ユン・チャンホ法」が芸能人で初めて適用され、懲役1年6カ月の実刑判決を受けていた。今回で通算5度目の摘発となるが、さらに先月の結審公判の直前にも、無免許で車を運転して酒場に向かっていた事実が新たに発覚していた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News