中道改革連合の有田芳生衆院議員は17日の衆院法務委員会で、オウム真理教元教祖の麻原彰晃元死刑囚(本名・松本智津夫)の三女で心理カウンセラーの松本麗華(りか)さん(43)が昨年8月に韓国入国を拒否されたとして、「人権上、人道上の問題だ」と政府の見解をただした。 麗華さんは、自らを取り上げたドキュメンタリー映画「それでも私は」が韓国の映画祭で特別賞を受賞し、先方から招待された。だが、羽田空港から大韓航空機で渡航しようとしたところ、入国拒否のため搭乗できなかった。 平成7年5月に麻原元死刑囚が逮捕されたときに麗華さんは12歳だったとして、有田氏は「オウム真理教とも後継団体とも全く関係ない人が韓国に行けない。おかしなことが起きている」と指摘。韓国当局が当時、無期限入国拒否のオウム関係者121人のリストを作成し、今も機能していると問題視して「日本政府が韓国政府に送る以外に、そんなものは作れない。通達したのか」と尋ねた。 警察庁の鈴木敏夫長官官房審議官は「個別の事件に関する具体的な捜査活動にかかる事柄であり、韓国などに捜査共助を要請したかを含めて、答えは差し控えたい」と述べた。