韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)は1909年10月26日、ハルビン駅に降り立った、韓国統監府初代統監、伊藤博文を射殺した歴史上の人物だ。その場で逮捕されて旅順に送られた後、裁判に付せられ、1910年3月に処刑された。 約200点の書を残し、裁判関係者や看守らの日本人に渡したが、その遺墨が現在、空前の高値で落札され韓国側に渡っている。特に、「獨立」の2文字が書かれた遺墨は、韓国にある複数の博物館が取得を望む「象徴的作品」になっている。日本を舞台にした遺墨争奪戦が展開されている。(文中、敬称略)