他人名義のクレジットカードを使って商品券などをだまし取ったとして、警視庁は23日、いずれも職業不詳の鈴木雄一郎容疑者(39)=東京都港区=ら2人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。認否は明らかにしていない。 逮捕容疑は2025年3月、東京都新宿区の小売店で、他人名義のクレカ4枚を自身のものと装って使い、4回にわたって5千円分の商品券200枚(販売価格計100万円)とビール共通券1110枚(販売価格計約100万円)を購入してだまし取ったというもの。 2人は、25年1~2月に別の3人名義のクレカを使って計約220万円の商品券などをだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕され、その後起訴された。 警視庁は、鈴木容疑者が指示役だったとみており、同様の手口を繰り返した疑いがあるとみて調べている。 ■名義人の住所や勤務先を変更 2人は、知人やSNSを通じて借金を抱える人らを募り「(商品券などを売却して)現金化した金の7割を渡す」と約束して預かったクレカを使用。代金支払いの請求は名義人側に請求されるが、容疑者らは「5年経てば支払う必要がなくなる」などとうそを伝えていたとみられる。 名義人の住所や勤務先を容疑者らの関係先に変更させ、クレカ会社側に不審に思われないように、督促の電話や文書を受け取る別の担当者も配置していたという。 25年1月、クレカ会社が「勤務先や自宅住所について、同じところへ移転する人が複数人おり、利用料金を支払わない」などと警察に相談。警視庁が捜査を進め、クレカを容疑者らに渡した人についても詐欺容疑で書類送検した。(西岡矩毅)