どう猛な闘犬種「アメリカンピットブルテリア」(ピットブル)の管理を怠り女性に重傷を負わせたとして、愛知県警は24日、特定抗争指定暴力団「六代目山口組」直系組織幹部の森健次(76)と鶴谷雄大(37)の両容疑者を重過失傷害と動物愛護法違反容疑で逮捕した。森容疑者は六代目山口組の篠田建市(通称・司忍)組長の出身団体「司興業」の総裁。 逮捕容疑は4月11日夕、森容疑者の飼い犬のピットブル(体長約60センチ、体重約22・5キロ)が2歳の男児の顔にかみつき、全治10日のけがをさせた。これを知りながら5月9日朝、名古屋市中区の公園で通行中の女性(23)に「触ってあげて、おとなしいから大丈夫」などと言ってピットブルを近づかせてかみつかせ、唇がちぎれるなど全治1カ月の重傷を負わせたとしている。さらに、森容疑者と畜犬登録者だった鶴谷容疑者は保健所にこれらを届け出なかったとしている。 県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。 県警によると、森容疑者は男児の母親から「なでていいか」と尋ねられた際、「おとなしいから絶対かまない」などと言ってリードを制御しなかったという。男児にけがさせた後も、口輪の装着など人への危害を未然に防ぐ措置をしていなかったとしている。