宮城県富谷市の地域活性化事業をめぐる贈収賄事件は、市の課長補佐と建設会社の元社長が逮捕されて、24日で2週間です。 2人は、取り調べに対して容疑をおおむね認めている一方で、供述に食い違いもあり、警察が慎重に裏付けを進めています。 富谷市役所に警察の家宅捜索が入ったのは、6月10日。閉庁時間を過ぎた午後6時頃でした。 市の課長補佐、菅原容疑者は、建設会社元社長の安藤健一容疑者に不動産の利活用に関して市への提案機会を設けるなどの便宜を図り、見返りに飲食などの接待を受けた疑いがもたれています。 警察によりますと、接待は2023年10月から今年3月まで行われ、あわせて28万円相当にのぼるということです。 ■2023年4月に産業観光課へ 市によりますと、菅原容疑者は2023年4月に産業観光課に配属され、主に新町地区の活性化事業を担当していました。 菅原容疑者を知る人: 「(菅原容疑者には)新町の活性化の職員として我々お世話になった。市役所の中心になって頑張っていたように見える」 ■2024年7月に地区周辺の土地と建物を購入・・・そして 菅原容疑者が、安藤容疑者に対して便宜を図ったとみられる不動産は、この新町地区の周辺にあります。 中村洋輝記者: 「安藤容疑者は、おととし7月新町地区周辺の土地と建物を購入していました」 市などによりますと、購入の4か月後、菅原容疑者は安藤容疑者と共に東京などに出張。 菅原容疑者はこの出張について「新町地区にある空き家の有効活用に関する視察や調査」と上司に説明していました。 その1か月後、菅原容疑者は安藤容疑者に対して、市長と副市長、市の幹部2人のあわせて4人が同席した提案の場を設定したのです。 安藤容疑者は、その場で、この土地と建物の利活用策を提案。しかし、市は、安藤容疑者の提案を採用しませんでした。 2人の逮捕から24日で2週間。その後の捜査関係者への取材で、2人は取り調べに対して容疑をおおむね認めている一方、接待の趣旨などに関して、一部供述に食い違いがあることが新たに分かりました。警察は、2人の間でどういったやり取りがあったのかなどを慎重に調べています。