熊本県内の太陽光発電所などから銅線を盗んだとして、益城町の男が3回、逮捕されています。ある事情を背景に、全国で金属盗難事件相次いでいます。一方で、盗品の売却を防ぐため対策も打たれています。 ■太陽光のケーブルが盗難被害に 西日本ケイエス 本田さん「太陽光のケーブルが盗まれました。発電された電気がこっちに送り込まれないので。発電するだけ無駄ということに」 山都町高月にある太陽光発電所。ここで今年4月下旬、銅線ケーブル約70点、時価総額12万円相当が盗まれました。 西日本ケイエス 本田さん「専用のケーブルのカッターで切られているんだと思います。修復には多分100万円以上はかかるんじゃないですかね。なかなかきついです」 この事件に関与したとして警察は5月2日、益城町の建設業の男(47)を窃盗の疑いで逮捕しました。 ■山間地での対策の難しさ 警察によりますと、男は発電所の銅線を切断して盗み、売却したとみられています。警察の調べに、男は「売却して生活費にしたかった」と容疑を認めているということです。 発電所は柵を設置し、施錠をしていますが。太陽光発電所は山間に設置されることが多く担当者は対策の難しさを話します。 西日本ケイエス 本田さん「カメラをつけても、カメラのケーブルが切られたら見えなくなるし、対策は考えないといけない。やっぱり銅の価値が上がっているので、ちょっと許せない感じではありますね」 ■「脱炭素化」による銅需要の高まり 一方、ここは熊本市北区植木町にある金属の買取業者。日々、多くの企業や個人客が金属を持ち込み、最近では主に鉄くずと銅を多く買い取っています。 T・Sトレーディング 西口司 常務「個人の客と企業から月に30トン40トンを買い取っている」 そこには「脱炭素化」による銅需要の高まりで、価格が上昇していることも影響しているとみられます。 T・Sトレーディング 西口司 常務「2020年21年のコロナ禍は建値が600〜800円だった。そこから3倍超ぐらいになっている」