今年2月、リフォーム会社社長の川本健一さんが殺害され、家を燃やされた事件。 共犯関係にある徳田雅希さん(29)を、口封じのために殺害したとして、29日、逮捕された倉本幹太容疑者(29)は、川本さんが経営するリフォーム会社の社員でした。 社長と社員であり、おじと甥でもあった2人。川本さんは、当時、取引先などに「次の経営者にする」と話していたそうです。 2人を知る人 「社長も可愛がっていましたが、奥さんの方がわが子のように、夫妻にお子さんがいなかったので、本当に自分の子どものように可愛がっている印象でした」 倉本容疑者は、川本さんの妻側の甥です。 2人を知る人 「可愛がるのが甘いんじゃないかと、職人さんからの声もあった」 川本さんは、倉本容疑者を趣味のバス釣りに同行させ、SNSにアップするなど、仲の良い関係性を発信していました。 倉本容疑者の友人 「次期社長になるからと頑張っていました。3、4年前から」 倉本容疑者も真面目な仕事ぶりで、社内の表彰式では「次世代のリーダーにふさわしい」と社長賞を受けるなど、存在感を発揮していました。 しかし。 倉本容疑者の知人 「聞いた話で、リフォーム会社の後を継ぐことになっていたけど、横領がばれて、駄目になったので、(容疑者は)『継がしてくれるのに、なぜ』と」 実は、川本さんが亡くなった後、倉本容疑者は、3度、詐欺や横領の容疑で逮捕されています。 去年6月、会社に「工事を外注した」と嘘をつき、去年9月、取引先に「工事の着手金が必要」と嘘をつき、合わせて約1000万円をだまし取ったなどの罪で起訴されました。 捜査関係者によりますと、そのほとんどをオートレースや競輪につぎ込んだとみられます。倉本容疑者は、去年5月以降、ギャンブルで8000万円を失っています。 倉本容疑者の友人 「2年くらい前から、競輪にはまっていると聞いた」 元社員によりますと、倉本容疑者は、営業から施工管理までを任され、金を管理する立場でした。 去年夏ごろから、取引先からの入金遅れが相次ぎ、事件の後も続いていたそうです。 火事の際、2階から飛び降りてけがをした川本さんの妻の病室に、翌日、倉本容疑者がいました。 川本健一さんの知人 「(川本さんの)奥さんの電話が火事で燃えて壊れていたらしく、倉本容疑者のスマホから私に着歴があって。奥さんが、火事に巻き込まれて、のどとかをやけどしていて、しゃべるのがしんどいので、『幹太に代わります』と。通夜とか告別式の場所・時間を、倉本容疑者から聞きました」 その約1カ月後、共犯関係とされる徳田さんが殺害された翌日には、倉本容疑者が、共通の知人に電話をかけていました。 徳田さんと倉本容疑者の友人 「『徳田さんがいなくなった』と、倉本容疑者から電話かかってきた。『900万円、飛ばれた』と。(Q.倉本容疑者が徳田さんにお金を貸していたと)はい。(Q.貸し借りは知っていた)そのとき、初めて知った」 ただ、警察は、倉本容疑者の方が徳田さんから700万円を借りていたとみて、捜査を続けています。