送電のための銅線ケーブルや公園の手洗い場の蛇口、トイレのフラッシュバルブ(水を流すレバー部)、さらには霊園の墓石前に置かれた花筒まで、金属・ケーブル類の盗難が後を絶たない。 とりわけ「太陽光発電設備」での被害が深刻化している。太陽光発電に欠かせない銅線ケーブルが「銅価格の高騰」により狙われているとみられる。 こうした窃盗の防止を目指す「金属盗対策法(盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律)」が6月から全面施行された。買受業者の届出を義務化することなどを定めた同法により、盗難は減少に向かうのか。 金属盗により経済的な被害を受けている業界団体と所轄する警察庁に取材した。(ライター・榎園哲哉)