警察官などになりすます特殊詐欺の手口で現金をだまし取ったとして、宮崎県警察本部は匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の上位役とみられる男2人を詐欺の疑いで逮捕しました。 このグループによる被害額は、あわせて2億6000万円以上にのぼるとみられます。 逮捕されたのは、福岡市南区の彫師、佐藤大幸容疑者(48歳)と、福岡市博多区の自称・会社役員、福川賢哉容疑者(31歳)です。 警察によりますと、2人は、去年1月から2月にかけて、ほかのメンバー3人と共謀し、福島県に住む60代の男性の固定電話に、かけ子役に警察官を名乗らせ「あなたに犯罪の共犯の疑いがかかっている」と電話をかけさせました。 さらに、かけ子役に検察官を名乗らせ、「口座内の紙幣の番号を確認する必要がある」と電話をかけさせ、現金320万円を入れたバッグを軒下に置くよう男性に指示し、受け子役に現金を持ち去らせだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、佐藤容疑者はかけ子を集めるリクルーター役、福川容疑者は、かけ子への「報酬の受け渡し役」を担っていたとみられています。 警察は、これまでにグループのかけ子役の男5人を逮捕していて、グループによる特殊詐欺の被害は過去4年間で2億6000万円以上に上るとみらています。 警察は、匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」による犯行とみて、事件の全容解明を進めています。