8日放送の「ゴゴスマ―GoGo!Smile!―」(TBS系)は、同居人の唇を糸で縫って傷害の疑いで女が逮捕された事件を特集した。コメンテーターとして出演した古舘伊知郎の脱線トークに視聴者がザワつく一幕があった。 茨城県警古河署は49歳の女を逮捕。6月29日午後1時半ごろ、女は同居人の女性の唇を縫ってけがを負わせた疑いがある。女の認否は明らかになっていない。被害者の女性が翌30日に近所の商店に助けを求めたことで事件が発覚した。女性は「助けてください」と書かれた紙を持っていたといい、話すことがきないほど口を縫われていたようだ。 古舘は「本当にこんなことをされてお気の毒だと思うのだけど、スキを見てパッとお店に飛び込んでSOSを出したのは良かったと思う」と被害者に同情を寄せた。 続けて、「やっぱりこれは誰もが思うように『支配』だと思います。で、支配には共依存というものも絡んでいる。僕は国家にもそういうことが言えると、(話が)飛びますけど、思っていて」と事件から国家論に脱線。 「専制独裁政治みたいなのがある国においては、そういうふうに国に支配された上で、国民の人たちは支配下で思考停止をしてわずかな安寧に浸ることを幸せと思おうとする。そういうふうに無理やり思おうとするっていうメカニズムが脳の中で働くんだと思うんです」と自身の考えを披露した。 話はまた事件に戻り、「今の世の中には悩みを抱えたり、相談する人がいなくて追い詰められてって人はどっかに駆け込み寺が欲しいじゃないですか。そういう時にこういうような容疑者の魔の手が伸びてきて、支配されてしまう可能性ってあると思う」と心のスキをつけ込まれる可能性を指摘した。 「都会にしても田舎にしても、変な言い方ですが、安心して悩める場所がないんですよ。安心して相談する場所、安心して不安がる場所がない。そういうものも社会のシステムとして作っていかないと、いつまでも犠牲者が出てくると思う」と悩みを吐き出せる場所や仕組みの必要性を訴えた。 古舘の脱線トークに番組を見ていた視聴者らはXに「いろんな事件に絡めて、政府・社会への疑問コメントを入れてくれるのスゴイな」「飛躍しすぎじゃないか。唇縫うやつから国家って」「どうしても国家の批判がしたくてたまらんのかな」と賛否を書き込んでいた。