長男は容疑認めるも動機に整合性なし 住職殺害事件で警察が慎重捜査

8日午後、七尾市の住宅で寺の住職の70歳男性が死亡しているのが見つかった事件で、警察は、30歳の長男を殺人の疑いで逮捕しました。 長男は容疑を認めているものの、犯行動機について整合性の取れない供述をしていて、警察は刑事責任能力の有無も含め慎重に捜査しています。 逮捕されたのは七尾市山崎町のアルバイト従業員・長澤秀慈容疑者30歳で、7日午前9時ごろから9日午後1時ごろの間に寺に併設された自宅で、父親の秀豊さん70歳の胸などを刃物で複数回突き刺し、殺害した疑いが持たれています。 長澤容疑者は犯行後の8日午後1時半ごろに市内のコンビニを訪れ、「父を刺した」などと説明したため、従業員が警察に通報したということです。 通報を受けて駆け付けた警察官が、自宅の居間兼台所で秀豊さんがあおむけに倒れているのを発見し、その場で死亡が確認されました。 ■自宅の刃物で犯行に、遺体発見時、祖母は不在 警察によりますと、長澤容疑者は自宅にあった刃物を使用して犯行に及んだということです。 長澤容疑者は秀豊さんと90代の祖母と3人で暮らしていましたが、遺体発見時、祖母は外出していて不在でした。 近所の人によりますと、一家は4年ほど前に地元に戻り、秀豊さんは能登半島地震のあとに寺の住職に就いたということです。 住民「(長澤容疑者は)葬儀があれば後ろで伴奏、鐘たたいたりね」 寺の総代の男性「役員の前で『僕この寺の跡を継ぎます』と挨拶した」「7月5日に寺の世話方と総代と役員会を開いた。そのとき住職に(変わった)素振りはなかった。息子は全然見なかったけど」 ■刑事責任能力の有無を含めて捜査 警察の調べに対し、長澤容疑者は「刺し殺したことに間違いない」と容疑を認めているものの、犯行動機については整合性のとれない供述をしていて、刑事責任能力の有無も含めて慎重に捜査しています。 警察は9日午後、遺体の司法解剖を行い、外出していた祖母にも話を聞くなどして事件のいきさつを詳しく調べることにしています。

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