「武器を捨てろ。早く武器を下ろせ」。警察官の呼びかけに手を下ろさない“包丁男”に警察が発砲。警棒で包丁をたたき落とされ確保された男…。拳銃の取り扱いは適正だったのでしょうか。 ■緊迫の瞬間 コンビニ刃物強盗に発砲の一部始終 22日、熊本県合志市のコンビニの駐車場で撮影された緊迫の瞬間。包丁を持った男に警察官が発砲しました。 右足に命中したようにも見えますが、男は包丁を下げません。 警察官 「武器を捨てろ!早く武器を下ろせ!」 その後、再び響いた発砲音。 今度は右肩あたりに命中し、警察官2人に取り押さえられました。 公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、近くに住む職業不詳の前田詩音容疑者(21)です。 直前に、前田容疑者はコンビニエンスストアの店員を刃物で脅し、現金3万円を奪ったとみられています。 ■“容疑者に発砲”適正だったか 警察官による発砲という事態にまで至った今回の事件。 発砲したのは41歳の男性巡査部長ですが、警察は拳銃を何発撃ったのかなど、詳しい状況を明らかにしていません。 発砲に踏み切った判断は適正だったのか。 元刑事の佐々木成三さんは… 元埼玉県警 捜査一課 佐々木成三さん 「コンビニに利用客、第三者がいた可能性もあると思う。今ここで止めなければ、『さらに危害を加えられる可能性あった』と警察官の判断があったのではないか」 通常、警察官が発砲する場合は、相手に撃つことを予告するよう定められていて、可能であれば、空など安全な場所に向けて威嚇射撃を行うとされています。 ▼警察官 発砲ルール(警察官等拳銃使用及び取扱い規範) 1. 拳銃を撃つことを相手に予告 2. 可能であれば、上空など安全な方向に威嚇射撃 ただ、緊急性が高い場合は省略することもできるということです。 あくまで動画で確認できる範囲では、「撃つぞ」という発言や“威嚇射撃”の様子は確認できません。 ただ、近隣住民は「威嚇射撃とみられる発砲があった」と証言します。