人道に対する罪や大量虐殺、戦争犯罪を犯した個人を処罰する国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長(70)が27日、大阪市中央公会堂(大阪市北区)で講演し、非加盟国の米国による圧力などに触れ「存続の危機にひんしている。支援をお願いしたい」と訴えた。 米国は、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を巡りイスラエルのネタニヤフ首相らにICCが逮捕状を出したことなどを不服とし、裁判官や捜査を担う検察局のトップらに制裁を科している。赤根氏は「米国の主張は明らかに(ICC設立条約の)ローマ規程や国際法に反している。職員に対する違法な脅しだ」と指摘。ICCによる法の支配に危機が迫っているとし、支持を呼びかけた。