列車内で騒ぐイタリア人若者グループをタイ人女性が毅然と注意 動画拡散で大使館が謝罪

【AFP=時事】タイ・バンコクの列車内で大声を出して騒ぎ、下品な言動を繰り返すイタリア人の10代の若者グループに対し、タイ人女性が毅然(きぜん)とした態度で注意する動画がSNSで拡散し、批判が殺到したのを受け、在タイ・イタリア大使館が25日、謝罪した。 動画は24日、「彼らは何人だ?? タイはビザ(査証)免除措置をやめるべき時が来たのではないか?」というキャプションを付けられて中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」投稿され、2万8000回以上共有された。 動画では、画面外のタイ人女性がイタリア人グループに対して静かにするよう繰り返し注意している。 女性が「タイでは(公共の場で)大声で騒がない」と注意すると、イタリア人グループの女性が「あなたの国にお金を落としてあげちゃってごめんなさいね」と英語で返答した。 さらに、イタリア人グループの少年はカメラに向かって手を振った後、中指を立てるジェスチャーをした。 これに対しタイ人女性がイタリア人グループを「ノーマナー(マナーのかけらもない)」と呼んだことで口論はエスカレート。女性側も下品な言動を繰り出す事態となった。 ネット民の意見は分かれており、不適切な振る舞いを繰り返し現地の習慣やルールを守らないイタリア人グループを批判する人もいれば、タイ人女性の対応は厳し過ぎたと言う人もいる。 在タイ・イタリア大使館はフェイスブックに投稿した声明で、修学旅行でタイ訪れていた「イタリア人の未成年グループによる不適切な行動」を非難し、「タイ国民および影響を受けたすべての人々」に対して謝罪した。 さらに、「イタリア人は、他者への尊重、礼儀、調和のとれた共存を重視するタイ社会の価値観を深く理解し、尊重している」と述べた。 さらに同大使館は、イタリア人グループの「リーダー格」である成人3人と、中指を立てた少年がそれぞれタイ国民に謝罪する動画を共有した。 少年は「可能な限り速やかに」イタリアに帰国させられるという。 タイは今年5月、薬物犯罪や性的人身取引、無許可営業などで外国人の逮捕が相次いでいることから、外国人犯罪を抑制する取り組みの一環として観光目的滞在のビザ免除制度を大幅に厳格化したばかり。 タイ経済は観光業に大きく依存しているが、訪タイ外国人数は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)前の水準にはまだ回復していない。 タイ観光省の最新データによると、今年上半期の訪タイ外国人数は前年同期比で3%以上減少しており、イタリア人は約9.6%減少している。【翻訳編集】 AFPBB News

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