米総領事館で今年2度目の銃撃 反ユダヤ系多層的犯罪網の仕業か

トロント、カナダ、7月28日 (AP) ー カナダ東部オンタリオ州トロントの米総領事館に27日、何者かが銃を撃ち込む事件が発生した。同総領事館への発砲事件は今年2度目。怪我人は出なかったが、現場からは空の薬莢1個が見つかり、建物の外壁の一部が損傷した。 トロント警察副所長によると、事件直後に1時間に及ぶ高速追跡劇が繰り広げられたものの、逮捕には至らなかったという。副所長は容疑者の行方を追う捜査を継続すると強調。「重大な懸念をもって本件の捜査にあたる。関与した人物を必ずや法の下に引きずり出す」と述べた。 トロントの市長は、今回の発砲を「極めて悪質な攻撃」と非難。「実行犯、そして背後にいる者たちに言いたい。警察は必ずお前たちを捕まえる」と強く訴えた。 米総領事館は3月10日にも標的とされており、当時は容疑者2人が複数の銃弾を撃ち込んだ後、盗難車で逃走したとされる。 警察は先月、3月の事件に関与したとして18歳のシェルドン・トレーシー・スチュワート容疑者と19歳のザラ・ジャビ容疑者を逮捕し、複数の罪名で起訴した。なお、これらの容疑については裁判での審理を控えている。 最初の事件以降、同総領事館の周辺では警備が強化されていた。 トロント警察副所長によると、発砲当時も赤色灯を点灯させたパトカーが総領事館の外に配置されており、館内には2人の警備員が詰めていたという。 トロント警察は6月、3月の発砲を含む一連の事件について、市内のユダヤ教礼拝所を標的にした多層的な「ヒットマン」ネットワークと関連している可能性があるとの見解を示していた。 また先週末には、市民に親しまれているユダヤ系ベーカリー2店舗が相次いで銃砲撃を受ける事件も起きている。 トロント警察は、これらの事件との関連性についても排除していないとし、「捜査員は証拠の導く先をどこまでも追う」と明かした。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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