元交際相手の女性に性的暴行を加えさせることを目的として、闇バイトを募集。雇った実行犯の男を女性宅に侵入させ、犯行を指示したとして、住居侵入、不同意性交等の罪に問われている指示役の松田烈被告(27=逮捕時)の裁判が7月17日に東京地裁で開かれた。 起訴状などによると松田被告はネットの掲示板に『女性に性的暴行を加えてほしい』などと投稿し、実行役を募集。応募してきた山本礼哉被告(25=逮捕時)に松田被告の元交際相手であるAさんの住所や、犯行内容をSNSで伝えた。山本被告は犯行当日、「水道の点検で来ました」と水道業者を装ってAさん宅に侵入し、わいせつな行為をしたうえで現金1万円を奪ったという。 「実行役の山本被告には7月23日に拘禁刑12年(求刑13年)の判決が下されています。指示役の松田被告は審理の中で、水道業者を装ってAさん宅を訪れた山本被告に対し、Aさんが『(深夜0時に訪れても)オートロックを解除するか確かめたかった』などと不可解な弁明をしています。さらには松田被告のスマホに残っているAさんのデータの消去を拒否。これまでの取り調べで容疑は認めていますが、反省の態度を示しているとはいえません」(全国紙司法担当記者) ジャージ姿に坊主頭で入廷した松田被告は、小柄ながらも鋭い視線を法廷に向けていた。 検察による論告・求刑を前に被害者参加弁護人が被害者Aさんの心情意見陳述を読み上げた。 〈正直この事件に関わることがしんどいです。当時の私は金銭的に困っていて『養ってほしい』と書き込みをしました。(松田被告から)何回も付き合ってほしいと言われ、受け入れました。金銭的援助もしてもらい、基本的には優しくて楽しい時期もありました。おカネを払うから体を触らせてほしいと言われ、拒否するとケンカになることもありました〉(以下〈〉内はAさんの心情意見陳述より) 2人の関係が、金銭の絡んだものであったことが明かされている。 松田被告はメモを取りながら頷いていたが、納得のいかない部分があったのか、時折、首をかしげるなど不満そうな表情を浮かべる場面もあった。