「東京の仲間が逮捕され大阪に」ミナミの“偽装バー”ぼったくり事件の初公判 マッチングアプリで誘い出した男性から約960万円だまし取った罪を認めた男

大阪・ミナミで、マッチングアプリを利用して男性を偽の飲食店に誘い出し、約960万円をだまし取った罪に問われた男らの初公判が今月6日、大阪地裁で開かれました。 法廷では、男が数年前から東京でぼったくり行為を繰り返し、仲間が逮捕されたため、大阪に来たことが明らかにされました。 ■マッチングアプリで誘い出し 「飲み放題5000円」のはずが… 起訴状によりますと、東京渋谷区の無職・小倉拓実被告(26)はほかの被告らと共謀し、去年11月、大阪市中央区のレンタルルームを「バー」に偽装し、20代の男性に対して高額な飲食代金などを要求して約960万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。 小倉被告らはマッチングアプリを通じて男性を誘い出し、「飲み放題5000円」と説明しておきながら、対象外の酒を飲ませて高額な料金を請求していたということです。 今月6日の初公判で小倉被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 ■検察「数年前から東京都内でぼったくり」 仲間の逮捕きっかけに大阪へ 検察側は冒頭陳述で、「小倉被告らのグループは数年前から東京都内でぼったくり行為をしていたが、関係者が警察に逮捕されたことから、大阪で同様の行為をしようと考えた。去年からミナミなどでぼったくり行為を繰り返した」などと指摘しました。 ■負けた方が飲むトランプゲームに誘われ… また、検察の証拠調べで読み上げられた被害男性の調書によりますと、男性は店に入って、女から「負けた方が飲む」というトランプゲームに誘われたということです。 男性は当時の状況について、「女が負けた方が飲もうと酒を20杯、40杯と頼むので、賭けて飲んだ。飲み放題の酒だと思ったら、飲んでいる途中に店から1杯3000円で飲み放題とは別料金と言われた」と振り返りました。 男性はコンビニで現金を下ろし、14万円を支払ったものの「足りない」と要求されました。さらに店側から「男性の対応に追われて、他の予約がキャンセルとなった。売り上げがなくなり、被害が出て、損失は1時間あたり120万円」などと言われ、男性は「早く支払わないと金額が増える」と思い込み、支払ったということです。 ■「ほぼ毎日、ぼったくり」 検察は小倉被告の供述調書も読み上げました。小倉被告は「一緒にやっていた人が警視庁に逮捕され、どこかに身を隠そうと大阪に来た。ほぼ毎日、ミナミなどで同様のぼったくり行為をした」などと供述しているということです。

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