ベネズエラのマドゥロ前大統領、米国で収監中の姿が約半年ぶりに公開

米国で収監されているベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の姿が、約半年ぶりに公開された。米当局に逮捕されて以降、公の場にほとんど姿を見せていなかったマドゥロ氏は、家族を通じて「われわれは毅然として耐えている」とのメッセージも発した。 米CBSが30日(現地時間)に報じたところによると、マドゥロ氏の息子ニコラス・マドゥロ・ゲラ氏は最近、父親が写った写真をSNSで公開した。写真に写ったマドゥロ氏は、米国内の拘禁施設で囚人服を着てカメラを見つめている。逮捕後の近影が公開されるのは異例だ。 マドゥロ・ゲラ氏は写真とともに、父親が家族に送ったメッセージも伝えた。マドゥロ氏は「われわれは毅然として耐え、尊厳を守っている」との趣旨で、自身の状況を説明したとされる。写真の公開を受け、マドゥロ氏の支持陣営からは、同氏の釈放を求める声が再び上がっている。 マドゥロ氏は米国で、麻薬密売や武器関連などの容疑で起訴され、裁判を控えている。米検察は、マドゥロ氏が長年にわたって麻薬密売組織と連携し、米国へのコカイン流通に関与したとみている。マドゥロ氏側は関連する容疑を否認している。 今回の写真公開については、マドゥロ氏が米国で収監された後も、ベネズエラ政治に一定の影響力を及ぼそうとする動きの一環だとみられている。支持勢力は、米国による逮捕と起訴は政治的な目的に基づくものだと主張している。一方、米国は適法な刑事手続きに基づくものだとの立場を示している。

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