体罰問題 初の意見交換 島根県と私学校長

体罰問題 初の意見交換 島根県と私学校長
産経新聞 2013年2月8日(金)7時55分配信

 部活動などの体罰が社会問題化する中で島根県は7日、県内の私立中学、高校の校長らとの意見交換会を開いた。県によると、県と私立学校長たちが体罰問題などについて話し合うのは初めてという。

 体罰の未然防止策や発生時の対応について情報を共有化するのが狙い。私立校を管轄する県総務部の赤松俊彦部長、県教委の今井康雄教育長と、10校の校長や教頭が参加した。

 赤松部長は「私立学校の自主性を尊重しないといけないが、県との情報共有や連携を図ることが必要になる」とあいさつ。公立学校での体罰の未然防止や問題発生後の取り組みを、県教委が紹介した。

 意見交換は非公開で行われたが、県によると、私立校側から「限られた人数で県教委と同じように取り組むのには限界があり、県教委のノウハウを生かせないか」「問題発生時の対応に不安があり、第三者に相談できるとよい」などの意見が出たという。

 県教委はこうした意見を踏まえ、公立校の教職員の生徒指導研修に私立校が参加できるようにするなど今後も情報共有を図っていく考えを示した。

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