鼓膜破るほど体罰の教諭、懲戒免職不服申し立て

鼓膜破るほど体罰の教諭、懲戒免職不服申し立て
2013年5月10日10時43分 読売新聞

 指導する女子柔道部の部員に体罰を繰り返したなどとして、宮崎県教委から3月、懲戒免職処分を受けた県立宮崎商高の菊川慶一元教諭(54)が、処分の取り消しを求めて県人事委員会に不服申し立てを行った。

 申し立ては7日付。菊川元教諭は「選手を強くしたいという気持ちで行った指導が体罰と受け取られた。処分は県教委の一方的な見方によるもの」と話している。

 県教委によると、菊川元教諭は部活動の指導中、部員の耳をたたいて鼓膜を破るなど、2010年7月から12年9月まで計13人に10回以上の体罰を加えた。また、県内外への遠征費を領収書がないまま会計処理するなど不明朗な手続きがあったとしている。

 人事委員会は申立書について、不備などがなければ受理する方針。県教委教職員課は「審理が行われれば、処分の正当性を訴えて粛々と対応する」としている。

県教委によると、菊川教諭は2004年、顧問に就任。遅くとも10年7月以降、女子部員の頭や顔を拳で殴ったり腹を足で蹴ったりする体罰を加え、「ブス」「ブタ」などの暴言を繰り返した。11年には当時1年生の左耳の鼓膜が破れるけがをさせた。12年9月、2年生部員の後頭部やふくらはぎをたたき1週間の打撲傷を負わせたとして書類送検された。
 さらに、宮崎市が選手に支給する奨励金を、部員や保護者に無断で申請し、計41万円を受領した。保護者らは「一切受け取っていない」と話しているという。

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