点検商法で2.8億万円売り上げか…摘発されたリフォーム会社オーナー “自称投資家”の顔も?『牛飼』と名乗り高級車の購入動画などを配信

住人の不安をあおり不要なリフォーム契約を結ぶ“点検商法”を行ったか。住宅の修繕工事の契約で『クーリングオフ』を故意に説明しなかった疑いでリフォーム会社のオーナーが逮捕されました。 【斎藤容疑者とみられるYouTubeより】 「20万円でも3年後には億り人。停滞後は動く!はい、どーも!牛飼です」 自らを『牛飼』と名乗り、投資について語る男。 さらに、高級車や高級ブランドを購入する様子など派手な動画を配信していました。 動画に出ていた『牛飼』こと兵庫県芦屋市に住む会社役員の斎藤大器容疑者(33)が2月18日に逮捕されました。 『自称・投資家』の顔とは別に、既に摘発されたリフォーム会社『新日立建託』の実質的な経営者とみられていて、住宅の屋根の修繕工事を契約する際に『クーリングオフ』を故意に説明しなかった疑いなどがもたれています。その手口は点検商法。 点検商法とは無料の点検と称して突然、家庭を訪問。「屋根に不具合がありますよ」などと不安をあおって、実際は不必要、または法外な価格のリフォーム工事の契約を取る商法です。 斎藤容疑者は自らの知名度を生かしSNSで高額報酬をうたい20代を中心に従業員を募集。さらに… 「風が強い日に屋根の鉄板外れかけてるんですけど。非常に危険な状態ですよ!」 こう書かれているのは従業員のものとみられるノート。募集した後、事細かく点検商法の手法について研修させていて、従業員の数は約50人とみられています。 被害者はこれまでに220人以上いるとみられ、このリフォーム会社は工事代金として少なくとも2億8000万円を売り上げたということですが、斎藤容疑者は警察の調べに「弁護士と相談してから話す」と供述しているということです。 今回摘発された“点検商法”。消費者被害に詳しい弁護士は… (岡田崇弁護士)「点検商法は古典的な消費者被害。私が弁護士になった20年以上前からありました。手口は一緒ですね。(Qターゲットになりやすい人は?)高齢化が進んでいますので70代~80代」

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