個人情報:入った機器、県立高で盗まれる−−名古屋 /愛知
2009年9月15日13時1分配信 毎日新聞
県教委は14日、名古屋市内の県立高校で、生徒の個人情報の入ったUSBメモリーが盗まれたと発表した。試験の成績や自宅の電話番号などが記録されていたが、情報の悪用などの被害は出ていないという。
県教委高等学校教育課によると、被害に遭ったのは10日午後11時半から11日午前7時40分までの間。校舎2階の生徒会顧問室が荒らされ、男性教諭(47)の机の引き出しから、USBメモリー3本とMDデッキ1台が盗まれたという。
このうち、USBメモリー1本には在校生642人と卒業生405人の社会科の試験の成績や、教諭が顧問を務める馬術部の生徒の電話番号などが入っていた。県教委は生徒の個人情報が入ったUSBメモリーはパスワードを設定し、鍵のかかる引き出しで保管するよう指示していたが、教諭は怠っていた。
犯人は校舎2階の外側に面する非常階段を上り、近くの開いていた窓から侵入したらしい。11日朝、別の教諭が男性教諭用の更衣室のロッカーにスプレーで落書きがされていたため、全校で盗難などの確認をした結果、被害が分かったという。【月足寛樹】
9月15日朝刊