長野県諏訪郡内に住む70代の女性が、特殊詐欺の被害に遭い、およそ5000万円をだまし取られました。 調べによりますと、女性は3月中旬、医療関係団体や警察官を名乗る人物から電話を受け、「保険証が偽造されている疑いがある」「詐欺の犯人を逮捕した」などと告げられました。 さらに、検察官を名乗る男からSNSのビデオ通話で連絡を受け、「あなたの資金の流れを確認する」などと言われ、指示された通りに、インターネットバンキングの口座を新規に開設し、自分の預貯金を集めて入金したということです。 そして、4月上旬に、6回にわたって、合わせて4944万円を指定された口座に振り込みました。 その後、女性が金融機関に相談して被害に気づいたということです。 県警では、犯罪になるといった不審な電話があった場合には警察に相談するよう呼びかけています。