反旗を翻した姉に頭を痛めるフィリピン大統領、ドゥテルテ逮捕でマルコス一家にも深い亀裂

フィリピンのドゥテルテ前大統領の逮捕を境にフィリピン社会の分断が深まる様子を前回報告(「前大統領逮捕から1カ月、分断深まるフィリピン」)したが、同時にマルコス大統領一家にも深い亀裂が生まれている。 大統領の姉のアイミー・マルコス上院議員が与党連合を離脱し、ドゥテルテ氏を国際刑事裁判所(ICC)に引き渡した弟の政権を追及する急先鋒に立っているのだ。父の故フェルディナンド・マルコス(シニア)元大統領の死後、家長となった姉弟の母、イメルダ夫人の加齢により一家の統率がきかなくなっている模様だ。

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