学生が米テキサス大学と州知事を提訴、ガザ抗議デモ巡る逮捕で

Andrew Hay [30日 ロイター] – 米テキサス大学オースティン校の現・元学生4人が30日、イスラエルのガザ攻撃に反対するデモを行ったことで不当に逮捕されたほか、報復処分を受けたとして、大学とアボット知事を相手に同州の連邦地裁に訴えを起こした。 原告を代表するアメリカ・アラブ反差別委員会(ADC)は訴状で、大学のジェイ・ハーツェル学長、アボット知事、法執行官が昨年4月24日のキャンパスデモで親パレスチナ派の言論を意図的に弾圧したと主張している。 裁判資料によると、アボット氏はハーツェル氏の同意を得て、州警察に集団逮捕を指示し、合衆国憲法が定める集会の権利と意見表明権を侵害したとしている。 大学の広報担当者は、キャンパスの安全を守るために行動し、抗議活動の規則を実施したこと、逮捕者の大半が学外からの参加者だったことに言及した。 知事事務所から直ちにコメントは得られなかった。デモ参加者の逮捕時、アボット氏は「反ユダヤ主義はテキサスでは許されない」と交流サイトに投稿していた。

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