小沢仁志が4月30日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」に出演。芸能界で喧嘩最強と恐れられた俳優について語った。 「俳優界イチ怖い最強の漢」として渡瀬恒彦さんを挙げた。ともに出演したかたせ梨乃が「めちゃくちゃ優しい、大好き」と力を込めると、小沢が「女優さんには優しい」と突っ込んで笑わせた。 渡瀬さん主演の「十津川警部」シリーズに犯人役で出演した際に、逮捕シーンで先に撮影した小沢が「結構ガンガン芝居やったの」とアドリブを入れまくって、OKが出たという。しかし、渡瀬さんが「てめえ!今なに余計な芝居した!この野郎!」と怒り、OKを出したはずの監督が「小沢、もう1回やろう」と言い出したと笑わせた。 台本通りやることになり「最後捕まるときなんかは、いきなり喉押さえられて、口の中銃をぶっこまれて、血だらけだもん」と明かし、スタジオに「ええーっ!?」と驚きの声が上がった。 小沢は自分がアドリブを入れると「向こう(渡瀬さん)も変わっちゃう」と、怒られた原因を語った。 収録後に、納得いかないところもあって芋焼酎を持って渡瀬さんのホテルの部屋に行くと、「虫の居所が悪くて、あれは言い過ぎたな、ごめんな」と言われたという。 「そういうところは優しい」と振り返り、その後、飲みながら話が盛り上がって和解ムードとなったが、「俺が余計な一言」を言ってしまったと告白。 当時に渡瀬さんが出演していた「お風呂のCM」をイジり「あれ先輩、やめてもらえませんかね?」と言った瞬間、「バコーン!」と殴られ、「お前に言われる筋合いねえんだ、馬鹿野郎!」と怒られたという。 「次の日、現場行って。腫れてるじゃん」と頬っぺたをおさえながら語ると、司会のかまいたちが「腫れるほど殴られたんですか?」と突っ込んで笑わせた。 現場では、小沢が渡瀬さんの部屋に「殴り込みに行ったらしい」とウワサが広がっていて、原因を聞かれたが真相を話せず「虫歯がいたくて…」と誤魔化したと笑わせた。 その後、ロケを終えて東京駅に着くと、スタッフから下で渡瀬さんが待ってると知らされ、「なんかまた何かあんのか!?」と階下に行くと、車に乗り込んでいた渡瀬さんが、「おう!」と手をあげ、そのままウインドウが閉まって、車が走り去ったという。小沢は「なんだったんだろう?」と笑わせた。