去年12月、天童市内の整体院で女性客に整体と称してわいせつな行為をしたとして逮捕された、整体院を経営する56歳の男の初公判がきょう開かれ、男は起訴内容を認めました。 不同意わいせつの罪に問われているのは、山形県天童市中里の整体師の男(56)です。 起訴状などによりますと男は、去年12月、整体と称して客の30代の女性の胸を触るなどのわいせつな行為をしたとされています。 きょうの初公判で男は、起訴内容を認めました。 ■「リンパ流し」 検察の冒頭陳述によりますと男は、「リンパ流し」と称し、施術台に仰向けになっている被害者の胸などを触っていて、犯行後には「情報漏洩は損害賠償の可能性がある」などと、誰にも話さないように連絡をしていたということです。 また取り調べで男は「整体の限度をこえたものとわかっていたが、性的興奮や達成感を得るためだった」と話していたとしました。 一方、弁護側は、起訴内容については争わない方針です。 ■余罪が 検察によりますと、男は2020年から自身の経営する整体院で同様の「リンパ流し」と称した胸などを触る行為をしていたとされていて、検察は今後、余罪があるとして、追起訴を予定しているということです。 次の裁判は来月10日で追起訴分も含めて審理が行われる予定です。