警察官を騙るオレオレ詐欺で、名古屋市熱田区の70代の女性と港区の80代の女性が、現金合わせて6600万円余りをだまし取られる被害がありました。 警察によりますと2025年4月1日ごろ、熱田区に住む70代の女性の自宅に、警察官や検察官を名乗る男2人から「あなたは通帳を売買した事件の容疑者だ」などとウソの電話がありました。 女性はその後、LINEのビデオ通話で逮捕状を見せられるなどし、4月29日までに複数回にわたって、指定された場所に現金を置くなどしてあわせて5000万円をだまし取られたということです。 港区の80代の女性は4月11日、警察官や検察官を名乗る男2人から電話で「マネーロンダリングで不正に口座を作られている可能性がある」などと言われ、現金およそ1660万円を振り込み、だまし取られました。 女性は、振り込みの限度額を50万円から200万円に引き上げるよう指示されていました。 警察は「捜査名目で現金を振り込ませることはない」と注意を呼びかけています。